卒業生への支援キャンプ事業

サラマンドフの会では支援対象の小学生(ワイルドライフ・クラブ)がツァボ国立公園でフィールド体験をする、教育エコツアーを10年以上支援してきています。その卒業生たちが成人となっていくのを受けて、2018年から実施している事業に、ツァボ国立公園での卒業生への支援キャンピング事業があります。

新事業の報告:卒業生への支援事業  2018-10-11

卒業生への支援事業2019  2019-11-04

昨年度は企画していながら実施を見送りましたが、今年は初の「リモート事業」として10月に実施しました。今回は3回目の実施となりました。

厚生省の係官たちと、コロナ感染拡大防止の対策について、数回におよぶ綿密な打ち合わせを行い、事前のPCR検査の実施と陰性の証明など、調整に大変手こずりましたが、複数の条件に同意をして、実施が可能となりました。

卒業生の参加者は過去2回(2018年18名、2019年17名)よりも縮小した人数で、8名としました。従来の3村(カンビト、ビリカニ、バチュマ)にブグタ村を加え、合計4村より男女2名ずつが参加しました。

オンライン講義(Zoom)
過去2回はオリンド博士がツァボ国立公園まで出張して講義と同行をして指導していました。が、今年は初のオンラインでの講義にしました。オリンド博士の講義の後、参加者全員との間で質疑応答を行いました。参加者人数が少ない故に実施できたことですが、それぞれに内容のある質問がなされていました。

【オリンド博士(写真下)のZoom講義の後に、参加者のリーダー(写真左上)からの質疑に応答しています】

フィールドとキャンプの体験学習

24時間以上の観察時間でキャンプ体験をすることにより、自分たちの地域の原生自然の素晴らしさを改めて実感した、とのことです。ゾウやインパラ、グラントガゼル、キリン、バッファローなど、小学生時代に観察した野生動物も、より長い時間をかけて、さまざまな行動を観察できました。

【2頭のゲレヌク】

【テントを張る参加者たち。コロナ感染拡大の防止対策のため、従来のように大型多人数用の集団型のテントではなく、ひとりひとつのテント使用となりました】

【参加者8名にガイドが説明。小学校時代よりもずっと深く聞き入ることができました。写真の右上にゾウが見えています】

参加者全員が、生活や仕事の中で、今回の経験を生かしていきたい、と指導者としての期待される将来の想いを熱く語り合っていました。

第3回目の卒業生へのキャンプ事業は、初の「リモート事業」となりましたが、大成功にて終了しました。

キャンプ事業においても「リモート事業」が、小学生対象の教育ツアーと同様に、実施できるようになりました。来年以降にパンデミックが続くとしても、調整しつつ継続できることが明らかになり、地域住民からも喜びの声が上がっていました。