ビリカニ・ライブラリーは、コロナ感染対策のために閉鎖していましたが、3カ月ぶりに再開することになりました。
厚生省の役人等による立ち入り検査で、再開のための機器(手洗いバケツ、せっけん、体温測定器など)、人数制限、ライブラリーの管理方法、報告書の義務等々、さまざまな細かい指導を受けて、ようやく準備完了!とても嬉しいことに、再開の許可を得ることができました。
再開のニュースにライブラリーを使いたい、と思っていた子どもたちは大喜びです。
【ビリカニのお母さんたちの作製のマスクをつけて、ライブラー再開!に喜ぶ子供たち】
再開の条件指導によって、一回にライブラリーを使える人数は、10名まで、距離を十分にとること、頻繁に掃除をすることなど、従来の方法とは異なるさまざまな条件規定があります。
利用希望者の名簿には、毎日、体温測定の記録をしていきます。少しでも体調変化があれば、自宅での待機を勧告するなど監督者の管理義務もあります。
【お母さんたちの作業場と同じように、コロナバケツ、コロナソープを設置して、こまめに手洗い】
一日10名まで利用できるように、名簿を作成し直して、希望者たちが漏れなく楽しく学べる場としていきたい、と監督者もはりきっています。
【十分な距離を取って、お母さんたち作製のマスクをつけて、ライブラリーを利用再開】
支援している地域の子どもたちの家の多くは、個人の勉強部屋がないので、いまだに続く学校閉鎖の期間中、学べる場所が全くありません。ライブラリーは開いているかな、と足を運んでは、まだか~とがっかりして帰っていく子供たちが多くいました。
そういう子どもたちが本当に嬉しそうに、マスクの上に輝く目を見せていると、支援を続けていて本当によかったと感じ入ります。
子どもたちと監督員が条件をきちんと守って、ライブラリーが楽しく有意義な学びの場として維持されるよう応援を続けていきます。
サラマンドフの会では、再開のための機器の購入や係官による検査のサポート、子どもたちの利用にあたっての衛生指導、監督官への指導など、ライブラリー再開維持のための支援を行っています。