前期の教育ツアーの支援は、2月と3月に、ブグタ小学校ワイルドライフ・クラブとバチュマのミアセニ小学校ワイルドライフ・クラブの2つのワイルドライフ・クラブへ予定していました。
ブグタ小学校ワイルドライフ・クラブは無事終了しました。
一方、バチュマのミアセニ小学校は、予定していた日の直前になって、コロナ騒動がケニヤに広まって学校閉鎖となってしまったことがあり、子どもたちの集団での移動が許可されない状況となってしまいました。3月末までに予定通り実施できるか微妙なところです。状況が落ち着いてからの実施となる可能性もあります。
今回は、44名が参加して無事終了した、ブグタ小学校のワイルドライフ・クラブの報告です。
【長引いた雨季の影響で、あちらこちらに水が溜まっている】
【国立公園について、教育ツアーガイドからの話を聞く】
双眼鏡が2台しかなくて、なかなか全員で学べない、という記事を観た支援者の方が、4台の双眼鏡を寄付してくださいました。合計6台で、6グループに分かれて、全員がひとりひとり、双眼鏡の使い方を学びました。全員、初体験です。
初めて双眼鏡を手にすると、さかさまに扱う子どもが必ずいるのですが、今回の練習では、正しい観方、使い方を学ぶことができました。早速、野生動物のフィールド観察でもグループごとに使っていました。
【雨が降ったりやんだりする中でのゾウの観察】
【雨水がたまり水場となった近くにウォーターバック。カバも観察できた。】
【ワイルドライフ・クラブの顧問の先生(左端と右上)とフィールド観察の後、撮影】
雨のために道が悪く訪問できないところがあったり、悪路のために往復時間の余裕を見なければならない制限などもあり、観察時間が通常よりもやや短くなってしまったのは残念でした。けれども、参加者全員、熱心にフィールド観察をしていました。とりわけ、初参加の5年生たちは、観るもの聞くものすべて新鮮なようでした。次回の参加の時の成長が楽しみです。
教育ツアーの終了後は、通常どおり、今回の教育ツアーの作文が宿題となりました。よく書けている作文の中から3名が選ばれて、9月~10月頃予定しているスピーチコンテストに出場することになっています。