エコツアー感想 その16

教育エコツアーの感想シリーズ、第16回目です。

今回ご紹介するのは、60歳代で会社を定年退職した後、ツアーに参加された方の感想です。

***教育エコツアーに参加したきっかけは何ですか?

カルチャー講座の仕事をしていた時に、中村さんを講師にお迎えしました。

その時、いつか退職してフリーな時間ができたら、エコツアーに参加してみたいなと考えました。

退職の歳のお正月に、中村さんから「そろそろですか?」と声をかけていただき、定年後の夢を実現することができました。

***一番心に残ったこと、響いたことは何ですか?

ツァボ・イースト国立公園のムダンダ・ロックに立った時、そのままそこに溶け込んでしまいそうな不思議な気持ちになりました。

視界360度の広大な自然の中を悠然と歩く動物たちや空を飛び交う鳥の群れを見つめ、彼らの声や風の音に耳を澄ませていると、自分の周りと自分との区別がつかなくなるのです。

景色を見てそんな感覚になったのは初めてです。人間はこの大自然の一部であり、太古から生き物たちが築いてきたバランスを身勝手に壊してはいけないのだということが、その時、胸にストンと落ちました。

***教育エコツアーに参加後、あなたの中で変わったことや考えたことは何ですか?

私たちは、エネルギーをたくさん消費して便利で物事が速く進むことに価値を見出してきました。

でも、人類がいつまでも繁栄や成長に囚われていると、他の生き物に迷惑をかけるだけでなく、やがて私たちにとっても生きづらい地球にしてしまうでしょう。

ムダンダ・ロックで全身に受け止めたあの悠々たる時の流れを忘れることができません。自然の恵みのおかげで生きていることを自覚して、謙虚に暮らすことが大切だと考えるようになりました。

 (サラマンドフ・ニュースレター No11より)