会うは別れの始め

本ブログでは、喜怒哀楽の喜楽ばかりの日々のような印象もあるかもしれないが、そんなことはない。怒はともかくとして、悲しい知らせがこの一カ月の間に二件もあった。

一件は教育エコツアーで世話になったことのあるドライバーの突然死。40歳代後半。相撲取りになれるくらいの体格のよさで、どっしりしていた。あるツアーのグループがつけたあだ名は「ひぽぽ」-英語でカバをヒポと省略して言うのを日本語的にしたあだ名で、本人も気に入っていた。おどけた表情や言い回し、野生動物を観察する時に丁寧に車を動かすのがツアー参加者に人気だった。

もうひとりは1990年代半ばからよく知っていた国立公園のレンジャー。初対面の時には20歳代後半で、細身で四角張った顔、ぎょろりと大きいが穏やかそうな目が印象的だった。ツァボ・ウエストのジぺ湖に滞在すると、よく一緒に動いてくれた。その後、ツァボ国立公園内で異動していたが、最後は教育センターでこどもたちへの教育に熱意を示していた。いつまでも初対面の時の印象が強かったのだけど、考えてみればもう50歳を過ぎていたのだった。肝臓の病で病院で永眠したという。

別れなくして出会いなしとはいえ、訃報には驚きがっくりした。逝去した二人は全く面識はないのだけど、天国で出逢って「チアキって知っているよ」などと話しているかもしれない。天国での出会いには別れはないだろうから、楽しく酒の肴にしてほしい。冥福を心より祈ります。