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子どもたちへの支援:3月の教育ツアー

3月の子どもたちへの教育エコツアーが終了しました。

雨季に入ってしまったので、天候が気になりましたが、幸いにもツアーの一日は雨が降ることもなく天気には恵まれたフィールドになりました。

【雨季のフィールドでのゾウの家族】

参加者メンバーの半分以上が、ツァボ・イースト国立公園を訪問するのは初体験でした。

初めての参加者たちの質問に、2回以上訪問している上級生たちが応答する場面が何回か見られ、学習の効果のフィードバックがおこなれれていました。

初めて参加した子供たちの中には、ゾウは怖い動物とずっと思っていた子も多く、フィールド観察で野生のゾウの生活がまったく異なることを知り驚いていました。

これからは村に出てくるゾウに対する目も変わることでしょう。

雨季のはじめは植物の開花の時期でもあり、野生動物ばかりでなく、野生の植物の変化についても学んでいました。

【雨季のフィールドのシマウマたち】

【雨季になるとさまざまな植物の花が咲き始める】

 【なかなかポーズが決まらない(?)記念撮影】

雨季のフィールドは乾季のフィールドほど野生動物の個体数が観られなかったのですが、カバが数十キロ離れた雨でできた水場に観察できたなど、ユニークな行動や生活場所の変化も学ぶことができました。

終了後は、いつもの作文の宿題が出ました。

予選の発表会を経て、選ばれた学童3名が、9月に予定のスピーチコンテストに出場する予定です。

 

2月-3月のツアー終了

今年の2月~3月の教育エコツアーも無事終了しました。

ツアーが始まる前の2月はツァボ地域では、37℃以上の日が相次いで、北海道からの訪問者は暑さ負けしてしまうのではないかと心配していました。幸か不幸か、ケニヤ全体が3月1日から例年よりかなり早い雨季となり気温がぐっと下がりました。

2月の暑さと青空が大好きな者には少々寂しい天候でしたが、北海道からの参加者たちが、暑さで大変な思いをすることがなくて助かった面もありました。

野生動物のことではないのですが、道中、珍体験が続出。

そのひとつが、交通事故による渋滞。長年、教育ツアーをやってきていて、この種の渋滞に巻き込まれたことはなかったので、少々不安になりましたが、幸いにも30分ほどで解決しました。

その間に道端にあったアリ塚の前で記念撮影、とは、ケニヤ訪問ならではの体験です"(-""-)"

   

【一車線なので交通渋滞になると身動きできず】

 

【交通渋滞を待つ間に、アリ塚の前で記念撮影】

フィールド観察では、大型野生動物とその生活場所を体験できたばかりでなく、雨季になると登場する野生動物も観ることができました。

大地を引き裂くような雷の音を経験できたのも、雨季の始まりならではの体験でした。

 

【雨上がりに現れたカメ】

【メスのライオンたち】

早朝のフィールドでは、国立公園のロッジの近くの水のパイプが破裂して、噴水のように水を噴き出していました。

どおりで、その前日のシャワーの水量が少なくて出具合が悪かったわけです。相当な水漏れだったので、いろいろ影響は出たものと思われます。

平然としているように見えるグランツガゼル(写真左端)がユニークでした。それともこれが彼らなりの喜び(?)の現れでしょうか?

地域のお母さんたちと子どもたちの歓迎やオリンド博士と中村千秋による講義、それぞれに個性のある宿泊先や料理にも参加者は皆満足していました。

【お母さんたちと一緒に踊る参加者たち】

【こどもたちと村のグランドで遊びながら交流】

今回も、参加者全員が有意義な時を過ごすことができた、との感想で、大好評のうちに終了できたことをアフリカゾウ国際保護基金の現地スタッフ、オリンド博士ともども大変嬉しく思っています。

次回の教育エコツアーは7月~9月の予定です。

別途お知らせしていきます!

どうぞお楽しみに!

新年度の挑戦者

新年度のビリカニ女性たちの会の洋裁士の国家試験の挑戦者は、洋裁士2級1名と3級2名を予定しています。

例年通り、サラマンドフの会が支援します。

2級試験の挑戦者はすでに受験の出願を済ませました。今年中に受験して合否が判明します。

3級支援は2016年~2017年は支援を休止していましたが、今年は再挑戦者を支援します。5年前の受験者6名のうち、不合格だった2名です。

洋裁指導者によると、2名とも2級のレベルに達しているようですが、2級への飛び級受験はできません。まずは3級に再挑戦です。3級試験の受験は2018年末となり、結果がわかるのは2019年です。

受験をするヤング・ママたちはもちろんのこと、刺激を受けて受験をしないママたちにも緊張感が漂い、トレーニングに力が入っています。

【洋裁教室のビリカニ女性たちの会のヤング・ママたち】

エコツアー感想 その17

教育エコツアーの感想シリーズ、第17回目です。

今回ご紹介するのは、大学一年生の時に山梨の大学からツアーに参加。大学卒業後に北海道で就職をして、現在では環境関係の仕事をしている20歳代の方の感想です。

***** 教育エコツアーに参加したきっかけは何ですか?

沖縄で生まれ育った私は子供の頃から自然が好きで、自然保護や人間と野生動物の共生に関心がありました。

私が通っていた大学で中村先生の講義があり、エコツアーの存在を知りました。

環境問題が深刻化しているアフリカの現状を自分の目で確かめてみたい、行動に移していない自分を変えたい、と思い参加を決意しました。

***** 一番心に残ったこと、響いたことは何ですか?

アフリカゾウの自然の種まき屋としての役割や野生動物と住民との共生、ビリカニ村の女性たちと過ごした時間などを自分の五感全てを使って体験して、実感した事が心に残っています。

また、動物のために作ったという人工的な水飲み場とその周辺の変化にも衝撃を受けました。かつては多くの野生動物が集まっていたというのですが、今では荒れた土地と化していました。

人間が良かれと思い実行した事が、逆に自然破壊に繋がる、動物たちは良くも悪くも環境に順応していくものなのだと知り、人間は余計な事はせず、見守る姿勢も大事なのだと痛感しました。

***** 教育エコツアーに参加後、 あなたの中で変わったことや考えたことは何ですか?

実際に現場に行かなければ、現状は見えてこない、恐れず一歩を踏み出すことが大切なのだと思いました。

自然の生態系の中でなにか一つでも欠けると、一気に崩れていく怖さを知り、問題を継続的に解決する事が大切だと感じました。

訪問前に私がアフリカに抱いていたイメージは、マサイ族・マラリア等でした。しかし、教育ツアーで体験したことはテレビの情報から読み取れない事ばかりで、何事も鵜呑みにせず、疑問を持ち、確認するよう心掛けるようになりました。

 (サラマンドフ・ニュースレター No7より一部改稿)

子どもたちへの写真

写真は何でもデジタルとなり久しいですが、現地の支援プロジェクトではいまなお紙焼き写真が喜ばれます。

教育エコツアーでやって来る日本からの訪問者に、撮影した写真を紙焼きにして送ってください、とお願いしていますが、デジタル時代に不慣れな紙焼きになってしまったせいでしょうか。面倒くささもあるのでしょう。一部の写真を送ってきてくれる訪問者はいますが、撮った写真に写っている人数分をすべて焼き増しして大量に写真を送ってきてくれる人はごくわずかです。

そのような中で数年ぶりに、遅くなって大変申し訳ない、とのお詫び文とともに、当時の写真の焼き増しとして、子どもたちへ写真を小包にして送ってきてくれた方がいました。

 

送られてきたたくさんの紙焼き写真。

子どもたちはたくさんの紙焼き写真を手にして大喜びでした。

残念ながら当時の子どもたちの半分以上はすでに卒業して、地元にはいません。が、イースターホリデーなどに帰宅したときに手にすることでしょう。

 

写真を手にして喜ぶ、ビリカニ・ライブラリーの子どもたち。

紙焼きを発注する作業は大変な時間と手間を有するので、だれしも遅れがちになるのは十分に理解できます。遅れたことは全く責められることではなく、むしろ何年かかっても、子供たちとの約束を守って送ってきてくださった!そのことに感謝したい気持ちでいっぱいです。

「あの時のビデオ(動画)をたくさん撮っていったけど、見てみたいなあ」と子どもたちに聞かれると、「この写真みたいに、何年か先になるかもしれないけど、いつの日か送ってきてくれるよ」と答えています。

動画をたくさん撮った方々も、いつの日か編集したものを送ってきてくれるもの、と子どもたちは楽しみにしています。

ゆっくりした時の流れの中で守られていく約束も大切だ、とつくづく感じ入る次第でした。

HP不具合のお詫び

サラマンドフの会のHP(http://salamandovusociety.org/)で、投稿記事がダブルにアップされてしまう不具合が生じており、一部見にくくなっております。お詫び申し上げます。

HPはボランティアによる運営のため、記事のアップの不具合の調整には時間がかかるかと思われますが、ご理解頂きたくよろしくお願い申し上げます。

ちなみにサラマンドフの会のHPの投稿記事は、ブログ【もよ ムモジャ日誌】(https://blog.goo.ne.jp/eleqxmoyommoja)でアップしている記事と同期しております。ブログの記事では不具合は現在のところないようですので、引き続きご覧くださいますようお願い申し上げます。

 

 

 

新刊の紹介

『もうひとつの道徳の教科書』(冨山房インターナショナル、道徳の教科書編集委員会 編集)が、3月20日に発売されます。

中村千秋著『アフリカゾウから地球への伝言』も一冊に含まれています。

4月より正教科となる小学生の道徳の副読本とのことですが、大人から子供まで広く読んで自分で考えることの大切さを学ぶことができる内容となっているようです。

まだ本の中身を見ていないので、目次から想像するだけなのですが、目次を見るとなつかしい本や興味をそそる本のタイトルなどもあり、それだけでも考えが広がりそうです。

小学校で子どもたちが学ぶためのみならず、親子や孫と祖父母とで、本を手にして経験談を語り合いながら考えを膨らませることができるようなイメージも湧きます。

ケニヤのこどもたちにも、このような本があればなあ、と小さな夢も持たせてくれる本です。

 

 

 

 

 


前期の支援(2017年事業年度)

サラマンドフの会の2017年事業年度(第8期:2017年11月~2018年10月)の前期の支援金の23万円を1月下旬に送金しました。皆様のお力添えのおかげで継続支援ができますことに心より感謝致します。

これまでに引き続き、ビリカニ女性たちの会の若年層支援、地域住民の事業支援、学童の自然保護教育の支援に充てています。

すでにお知らせしている、イオン財団からの助成金は4月以降になりますので、今回の送金では従来通りの活動を予定しています。

学童たちへの教育エコツアーは3月に予定しています。

ビリカニ女性たちの会では、洋裁士の2級に1名が挑戦します。加えて、数年前に予備試験で不合格だったお母さんたち2名が3級を受験します。十分な力をつけて2級合格ほどの力があるのですが、3級資格を持っていないと2級受験ができません。いずれも合格間違いなし!と今から期待が高まっています。

支援の簡単な経過報告は、アフリカンタイムのぽ~れぽれながら、本サイト等でお伝えしていきます!

サラマンドフの会の会員の皆様にはニュースレターNo.16 (5月発行予定)で詳細をお知らせします。

どうぞお楽しみに!

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サラマンドフの会の活動の支援をお願いします!

支援カンパ(寄付)
もしくは
会員になって応援!!!

入会方法は、サラマンドフの会のHPの「入会方法」をご覧ください!
http://salamandovusociety.org/?page_id=16

賛助会員3口以上の入会で、活動の内容を記載したニュースレターが配信されます。

温かいご支援をよろしくお願いします!!!

助成金の決定

NPO法人サラマンドフの会が第27回イオン環境財団の環境活動助成金(2018年4月~2019年3月)の助成先として採択されました。

イオン財団へは初めての申請での快挙で、ありがたい限りですが、サラマンドフの会としての助成金の取得は設立後初めてのことです。

まさに、石の上に3年ならず、8年にして実現しました。「へこたれず続けていく、って大事ですね」と早速嬉しい応援メッセージが届きました。小さいけれど確実に!が一歩前進した感があります。

本日の朝日新聞に助成先のリストが掲載されています。

    

対象は、ケニヤ(ツァボ地域)の小学生のワイルドライフ・クラブの学童たちとその卒業生たちです。

継続事業では、学童たちにツァボ国立公園でのフィールド学習支援を行います。

新規事業では、卒業生を対象としてフィールド学習を通した指導者の育成支援を予定しています。

助成金額は50万円ですが、大切な力添えとなります。

皆様からの会費や寄付による温かい支援の基盤があってこそ取得できた助成です。今後とも継続支援を何卒よろしくお願いいたします。

 

 

あけましておめでとうございます!2018年

あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願い致します。

支援活動等のお知らせに比べると、日記の更新具合が、ぽ~れぽれですが、今年もマイペースで続けていきたいと思っております。

昨年(2017年)は一昨年(2016年)に比べると、動き回っての活動よりも一昨年の整理と新年に向けての充電の年であったように思います。新年は蓄えた力を十分に発揮できるように動いていきたいと思っております。

今年は人生5回目の年女です。

ひとつのことをじっと追い求めて実現していく長期研究や活動は昨今では野暮ったいものとなってきているかもしれません。しかし野暮ったい生き方に人間味もあるのではないかと考えたりします。こういう者からの独自の世界観を世代も国境も超えて、多様な視点と交わりながら今年も伝え続けていければと思っています。

地球の自然環境も国際情勢にも不安がよぎり、野生そものののとらえ方や価値観が移り変わる兆候もある中、野生のアフリカゾウの立場からケニヤと日本をつなぐ架け橋として、旧年までと変わることなく、ぶれることなく、今年も実りある一年となるように力を尽くしたいと思っています。

昨年の年頭のブログにもある、万年の懐の風邪の治療(?)は、昨年中も継続して年越しとなってしまいました。実現できないからこそ抱負が語れると楽観的に考えて、今年もまた小さな目標としたいものです。

懐の風邪以外は、旧年は健康そのもので過ごすことができました。新年も健康管理に留意して元気に活躍したいと思っています。

重ね重ね、本年も何卒よろしくお願い致します。