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おしゃれなネットショップの紹介

おしゃれなネットショップが、ビリカニ女性たちの会のビリカニ・グッズの販売を通して、支援活動を開始しました。

HANAさんのビリカニ・グッズ支援、本日開始!

https://et099.stores.jp/

https://instagram.com/hana.erimiki?igshid=vbypvz9vaole

例年、大学生たちのサークル(酪農学園大学のえれふぁんと、日本獣医生命科学大学のRafikiなど)やイベント参加、講演会などを通して、対面支援を継続してきたのですが、今年は新型コロナのため、例年通りの活動が厳しいまま、9月になろうとしています。

このような状況下で、対面リスクを避けた、ネットショップによるサポートが可能になり、お母さんたちは大変喜んでいます。今年の支援は内輪のみとあきらめかけていただけに、新しい方法での支援は嬉しいですね。

野生動物と地域住民の共存のための活動への新たな力添えとしていきたいものです!

コロナ収束後は、従来の支援 プラス ネットショップの新型のハイブリッド支援を開拓して、継続応援していければと思います!

 

 

チャベダ氏

先週、悲しい知らせが届いた。ケニヤで、中村千秋の父ともいえる、チャベダ氏が癌で逝去したという訃報だった。79歳。ケニヤの平均寿命から言えば長生きだが、オリンド氏が82歳で元気なのを見ているので、とても早い死のように感じる。

一昨年、前立腺癌の手術をして無事成功。ケニヤでも回復率の高い癌なので、また元気になると思っていたが、今年に入って急激に体力が落ちてきて、残念ながら力尽きてしまったという。

大きな目に大きな鼻。とぼけた調子でゆっくりと話す英語には、いつも楽しい冗談があふれていて、聞き手を和やかな気分にしてくれた。ナンバー1というより、補佐的な地位で緻密な仕事をこなしていく人だった。データ採取と実証を重んじつつ、不正を嫌い、ケニヤを心底愛しているタイプの研究者だった。

長い間、ナクル湖の汚染の研究をしていたので、化学成分の分析については、いろいろと教えてもらうところもあった。口癖は、「どろぼうたちはなんでも盗んで自分のものにしちゃうからね、よーく見分けてだまされないようにね。そんなのに巻き込まれないで、独自の道を開いていくことだよ」、だった。どろぼうたちとは、研究の世界で権威風を吹かせていた、欧米からの白人たちや、そういう人たちと一緒になっていたアフリカ人を含めた研究者たちに対する、チャベダ氏独特の言い回しだった。苦々しい思いした話もいくつも耳にした。

そんなチャベダ氏なので、どろぼうの臭いをかぎつけると仕事をすっぽかしてしまう茶目っ気もあった。愉快なすっぽかしの話もいくつかあり、その真相をチャベダ氏に聞いて、大笑いしたこともある。

恩師の小原先生の親友として紹介されて、1989年にケニヤに居住し始めた当時、ナイロビの家でお世話になり、一家とは家族同様に付き合ってきた。4人の息子のうち長男はアメリカに永住している。次男はニューヨークで10年以上映画監督の勉強と仕事をした後、ケニヤに戻って家族を持ち、映像関係の仕事をしている。その次男と、チャベダ氏やオリンド氏を通して見えるケニヤの自然保護や彼らの活躍を映画に残せたらいいなあ、と夢を持って企画を練っている矢先のことだっただけに、残念だ。

チャベダ氏は来日の経験もある。日本では中村千秋の家族とも会って、会食した。その時の写真に写っている、当時、1歳半だった甥は、今や32歳の会社員になった。その甥が大学生の時にケニヤ教育ツアーでケニヤを訪問をした。チャベダ氏は甥との再会のために、甥が1歳半の時に一緒に撮った写真を手にしてナイロビの空港で待っていたのだが、フライトの遅れのため再会は実らなかった。とてもがっかりしていたのを思い出す。その後、甥とチャベダ氏は会う機会はなかった。今後もこの世での再会はないのだと思うと、改めて他界したのだと感じる。

もし可能ならば、チャベダ氏の次男との小さな夢、チャベダ氏やオリンド氏を通して見えるケニヤを作品にして、次世代に残せたらと思っている。もちろん資金のアテなど何もない白紙の状態だけれど、万事そういう白紙状態の夢から現実にしてきたのだから、願えば叶うだろう。そして、それがチャベダ氏への慰霊にもなるか、と。奇しくも、アメリカの長男の息子が大学で日本語を専攻して、日本滞在を経験したという。世代と国境を越えた作品を力を合わせて作って、天国のチャベダ氏に送れたら、と悲しみから希望に結びつけながら、悲しみの涙が夢実現の歓喜の涙となるように、チャベダ氏得意の冗談を交えた笑みを胸に、故人を送ることにしたい。

 

1989年7月、世界で初の象牙燃焼の日。ケニヤのナイロビ国立公園にて。

写真上:ケニヤ野生動物公社のチャベダ氏(左)と同公社の職員たち。写真下:チャベダ氏と中村千秋。

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どういうわけか、ジプリのピアノ音楽を聴きながらチャベダ氏のことを想うと、心が和む。このブログも聴きながら書いている。チャベダ氏のポヨンとしたとぼけっぷりが、どこかトトロと重なるからかもしれない。

https://www.youtube.com/watch?v=wqeJ5Vkb6JE

 

子どもたちへの支援:7月【2019事業年度(第10期)後期】

新型コロナ感染のため、子どもたちの教育ツアーの実施は、今年度後期は不可能かと案じていましたが、幸いにも、規模を縮小してひとつのワイルドライフ・クラブで実施することができました。

ケニヤでの小学校は今年度いっぱい閉鎖となっています。ただ、別途お知らせしていますように、ビリカニ村のライブラリーは再開しています。

そのライブラリーで子どもたちが厚生省の係官からの利用上の注意を忠実に守って利用していることもあり、ビリカニの子どもたちに教育ツアーを実施してもよいとの許可が出ました。ツァボ地域での感染者数は、都市部などに比べればとても少ないとはいえ、教育ツアー中の子どもたちへの感染予防を行うことが条件となり、監督者の厚生省の係官も同行しました。

【ビリカニのお母さんたちが作製したマスクを着用して参加した子どもたち。少々間隔が狭すぎたりして、注意を受けることも度々あった】

コロナ感染予防対策のため、ケニヤでは乗り物を利用する際に、定員の半分以下とすることが義務付けられていて、大型バスに教育ツアーのために乗れる子供の人数は10名と指定されました。

また、小学校は閉鎖中なので、制服での参加ではなくて、私服で全員マスクは必須、除菌消毒をしながら参加すること、バスの中はもちろんのこと、行動に当たっては十分に間隔を取ることなど、従来の教育ツアーにはない条件が要求されての実施となりました。

【エランドの群れ】

【インパラの群れ】

当日は曇天でした。国立公園は、例年、観光のピークシーズンに当たり、観光客で混み合う時期なのですが、今年は、コロナ感染対策の政府の規制のため、国立公園内は閑散としていました。野生動物たちに、人間社会がコロナ感染で危機的騒動になっているのを感知させるような行動や生活は観られず、従来どおりの行動、生活を観察することができました。

【人為的な発火で起きた火事の痕】


乾燥がかなり進んだ上、火入れの痕が一部広がっており、野生動物の生活への影響を学ぶことができました。

【閑散としたロッジ。参加した子どもがひとり歩いている】

また観光客がいないロッジも訪ねることができました。閑散としたロッジをまるで自分たちの家のように独占できた子どもたちは嬉しそうでした。けれども、観光客が全くいないことは野生動物保護にも影響することなど、観光の重要性も学びました。

【ガイドによる説明を受ける時もマスク着用、お互いの距離を取ることにもだんだん慣れてきた】

バスの中では、動物が観えるたびに、興奮した子供たちが距離を保たずに寄ってしまうため、係官から何度も注意を受けていました。距離を保ちながら、落ち着いて観察するのは難しかったようです。今後、コロナ騒動が収束しない限りは、同様の形での教育ツアーとなる可能性もあり、対処方法を検討する必要がありそうです。

【双眼鏡の使い方を学ぶ】

【早速、双眼鏡を使って、ダチョウのオスを観察】

前回(2020年2月)のブグタ小学校ワイルドライフ・クラブの時と同様に、双眼鏡の使い方を皆で学びました。これについては人数が少ない方がじっくり学ぶことができて、それぞれの子どもたちが使いこなせるようになり、フィールド観察を意義あるものとしました。

ワイルドライフ・クラブの卒業生2人がアシスタントとして同乗しました。卒業生たちは彼らが小学校の時には双眼鏡の数が少なくて、使い方を学べませんでした。子どもたちと一緒になって学んでいるシーンは、微笑ましいものがありました。

例年どおりに、教育ツアーの後、全員作文を提出しました。今年は、毎年実施してきたスピーチ・コンテストは、コロナ感染防止のため、中止となってしまったので、自信いっぱいに作文を書いた児童は、コンテストに出場して発表できないのが残念そうでした。

【ゾウの群れはあちらこちらで観察できて、ゾウ好きの子どもが増えた】

中には、ゾウが大好きになったという子どもの作文もあり、それぞれに野生動物への魅力と役割に惹かれていたようです。

今年の教育ツアーはこれで終了です。他の小学校のワイルドライフ・クラブについては、ケニヤの学校の再開は2021年1月が予定されているため、それ以降に実施を予定しています。

コロナ感染が収束して、小学校が再開予定とされている、新年度(2021年)1月以降には、従来通りの教育ツアーの形に戻って、より多くの子どもたちが参加して実施できればと願っています。

 

ライブラリーに門

ビリカニ村の子どもたちのためのライブラリーでは、1年半前に、サラマンドフの会とビリカニ女性たちの会からの支援で、フェンスをつくり敷地を明確化しました。が、資金不足のため、隣接する教会の境のフェンスと門を作ることはできませんでした。

今回はサラマンドフの会の支援で、ライブラリー維持のために、それらの補強の修繕を行いました。

フェンスだけあって門がないのは困りものでした。村人がだれでも往来できてしまうため、その人たちのポイ捨てするゴミが、敷地内に散在するようになってきて、監督者と子どもたちの悩みの種となっていました。

そこで、ライブラリーを使用する子どもたちだけが敷地内に入れるように、表門と裏門を立てて、ライブラリーの敷地を囲うことにしました。そうすれば、人々は往来できず、ゴミも出なくなります。

 

表門にはプロのサインライターによる、ビリカニ・ライブラリー(BIRIKANI  LIBRARY)という表記が書かれました。なかなか、立派な感じになりました!

子どもたちもライブラリーを利用しているんだ!という実感が高まっています!

 

裏門はビリカニ村のグランドに通じています。訪問者などが来て、子どもたちが一緒にグランドに出る必要がある時以外は、常時ロックしていて、表門からのみ入れるようにしています。

ライブラリーを利用する子どもたちだけが敷地内に入れるようにすることで、コロナ感染対策にも役立っています。

コロナ感染対策のために学校閉鎖は続き、学校の再開の予定は2021年1月です。

長期の学校閉鎖の間、ますます安全にライブラリーを利用できるようになり、マスクをしていて表情がわかりにくいとはいえ、子どもたちの目と雰囲気から嬉しさは伝わってきました。

 

 

 

 

 

 

ライブラリー再開

ビリカニ・ライブラリーは、コロナ感染対策のために閉鎖していましたが、3カ月ぶりに再開することになりました。

厚生省の役人等による立ち入り検査で、再開のための機器(手洗いバケツ、せっけん、体温測定器など)、人数制限、ライブラリーの管理方法、報告書の義務等々、さまざまな細かい指導を受けて、ようやく準備完了!とても嬉しいことに、再開の許可を得ることができました。

再開のニュースにライブラリーを使いたい、と思っていた子どもたちは大喜びです。

【ビリカニのお母さんたちの作製のマスクをつけて、ライブラー再開!に喜ぶ子供たち】

再開の条件指導によって、一回にライブラリーを使える人数は、10名まで、距離を十分にとること、頻繁に掃除をすることなど、従来の方法とは異なるさまざまな条件規定があります。

利用希望者の名簿には、毎日、体温測定の記録をしていきます。少しでも体調変化があれば、自宅での待機を勧告するなど監督者の管理義務もあります。

【お母さんたちの作業場と同じように、コロナバケツ、コロナソープを設置して、こまめに手洗い】

一日10名まで利用できるように、名簿を作成し直して、希望者たちが漏れなく楽しく学べる場としていきたい、と監督者もはりきっています。

【十分な距離を取って、お母さんたち作製のマスクをつけて、ライブラリーを利用再開】

支援している地域の子どもたちの家の多くは、個人の勉強部屋がないので、いまだに続く学校閉鎖の期間中、学べる場所が全くありません。ライブラリーは開いているかな、と足を運んでは、まだか~とがっかりして帰っていく子供たちが多くいました。

そういう子どもたちが本当に嬉しそうに、マスクの上に輝く目を見せていると、支援を続けていて本当によかったと感じ入ります。

子どもたちと監督員が条件をきちんと守って、ライブラリーが楽しく有意義な学びの場として維持されるよう応援を続けていきます。

サラマンドフの会では、再開のための機器の購入や係官による検査のサポート、子どもたちの利用にあたっての衛生指導、監督官への指導など、ライブラリー再開維持のための支援を行っています。

 

マスク・プロジェクトの進展

ビリカニ女性たちの会の縫製事業の一環として進めている、マスク作製の支援プロジェクトは、サラマンドフの会の支援により順調に進んでいます。

地域の人たちのみを対象とするマスクの作製だけでは緊張感が続かないところもあります。

地域以外の人たちでも使用してもらえるレベルまで技術アップするようにチャレンジしてきました。

顔のサイズの小さい彼女にもぴったりとする感じのものも作製できるようになりました。

地域の子どもたちへの配布も進めています!

2019事業年度の支援

サラマンドフの会の2019年事業年度(第10期:2019年11月~2020年10月)のケニヤでの支援金は,前期337,380円、後期487,395円として実施中です。

これまでに引き続き、ビリカニ女性たちの会の若年層支援、地域住民の事業支援、学童の自然保護教育の支援を行っています。

皆様のおかげで支援が継続できておりますことに心より感謝致します。

コロナ騒動の影響も受けています。

例年と異なる支援としては、ビリカニ女性たちの会と地域住民への緊急支援の増額をしています。

学童への自然保護教育は、コロナ感染対策への規制後は、人数制限するなど条件付きでの実施となります。また、サラマンドフの会の設立以来、継続してきた9月実施のスピーチ・コンテストですが、中止を決定しました。

さらに、サラマンドフの会の支援で受けた卒業生たちへのフィールド体験事業は次年度に延期となりました。

イオン財団からの助成金は、学童の自然保護教育と卒業生へのフィールド体験の事業の一部への支援となっています。今後のコロナ感染と対策のための制限の状況により、イオン財団の指定する期限までに実施が可能かどうかを判断していく予定です。

コロナ騒動で制限付きの厳しい状況下での支援となっていますが、小さな支援が明るい希望を与えていると確信しています。何とか継続できていることに感謝しています。

簡単な経過報告は、本サイト等で引き続きお伝えしていく予定です!

エコツアー感想 その22

コロナ騒動の影響で、国際線の停止や観光客の受け入れがない状況の続くケニヤの現状より、今年の8月~9月の教育ツアーは、残念ながら予定なしとなりました。

コロナが早々に収束して、来年度以降、再開できるようにと願っています。

過去の参加者の感想からご紹介している、教育エコツアーの感想シリーズ。

今回は第22回目です。

来年度以降の再開に向けて、ぜひ参加の検討の資料としてください!

今回ご紹介するのは、現在は水族館で獣医をしている女性が、大学生の時に参加した時のインタビュー記事からです。

Q1:教育エコツアーに参加したきっかけは何ですか?

当時、私は獣医学専攻の大学生でした。就職活動の時期が迫り、動物園や水族館で展示動物を通して環境問題や保全活動について伝える仕事がしたいと思っていました。

「学生の今、長期のお休みがとれるうちに、アフリカの野生動物と生息地の現状を見ておきたい!」と、ネットで検索して、中村さんのツアーを発見したのです。

現地でゾウの保全につながる支援活動をされている日本人研究者が案内をしてくれて、期間中に講義が4回もあるエコツアーは、私にとっては願ってもない内容でした。思い切って参加を決めました。


Q2:一番心に残ったこと、響いたことは何ですか?

 ビリカニ女性たちの会でごちそうになったお料理のおいしさは、今も忘れられません!

私が抱いていたサバンナのイメージでは動物とヒトとは一線を画していて、ヒトが気軽に立ち入れない厳しい自然界で、動物は日々生存競争を繰り広げている…という感じでした。

しかし車両で野生動物の近くまで行って観られる国立公園は、イメージとはかなり異なっていました。観光と野生動物とが初めて結びついた気がしました。

 

Q3:教育エコツアーに参加後、あなたの中で変わったことや考えたことは何ですか?

ケニヤでみた景色は、本当に雄大で、日本とは別世界でした。今も、車窓からみた風景や赤土でどろんこになるゾウの姿を思い出すと、心が解放されます。

ツアーに参加して、ケニヤのパワーを感じ、野生動物すごい!という気持ちはさらに大きくなりました。 

またその分、現地で保全を考えていくことは地道で大変だけど、とても大切なことだと教えられました。

 

『教育エコツアー インタビュー』サラマンドフ・ニュースレターNo.8 より

 

早い6月

長く感じた4月、あっという間に5月、6月と過ぎ、今年ももう半年が終わろうとしています。世界中がコロナ騒動に巻き込まれたままで、その情報によって月日の流れの感じ方も変わっているようにも思います。

日本をはじめ、世界の多くの国々で緩和や解除が進んでいるのは明るい方向です。

ツァボ地域でも感染者がついに出てしまいましたが、もろもろの制限はあるものの、観光業以外の生活は、コロナ感染者対策が開始される以前とほぼ変わらない状況です。

ケニヤの国としての都市ロックダウンや夜間外出禁止令(戒厳令)、学校閉鎖、国際線や国際郵便の停止などは4カ月目となっていますが、早々に解除、緩和されるとよいと願うばかりです。

このような状況下で、サラマンドフの会の小さいながら確実で、前向きな活動支援の報告ができるのを嬉しく思います。

お母さんたちのマスク・プロジェクトの進展、子どもたちのライブラリーの再開などなど、ポレポレと報告していきたいと思っています。

どうぞお楽しみに!

 

 

 

マスクの作製で再開

ビリカニ女性たちの会は4月初旬から3週間ほど、コロナ騒動やイースターホリデーなどで、活動を一時休止していましたが、4月下旬より、マスクの作製でコミュニティー支援をすることから活動を再開しています。

ツァボ地域では幸い、現在のところ、コロナ感染者の報告がないままで、支援している人々は、食糧や水、生活必需品の確保、小ビジネスなど基本的な生活については、ほぼ変わりなく営んでいます。

もちろん政府からの規制はあり、夜間外出禁止や都市のロックダウンが継続しているため、長距離の移動や多人数で集まることの制限、ソーシャル・ディスタンシングを守ること、手洗いを頻繁に行うことなど、コロナ騒動が始まる以前とは異なる生活もあります。

また、日常生活でも外出時にはマスク着用の推奨、運転時には義務化などで、マスクの需要が高まっています。

ビリカニ女性たちの会では、コミュニティーのためのコロナ対策用の布マスクを縫製し始めました。サラマンドフの会でも支援しています。

日本の皆さん向けにも、ビリカニ・グッズと同じような絵柄布地で縫製したいと希望が出ています。5月現在、日本とケニヤの国際線が停止していて、運搬も郵送も、残念ながら即時には実現できない状況です。

近い将来、国際線の停止が解除となり、運搬事情が回復し次第、日本に届けられるとよいなあ、とポレポレながらお母さんたちは準備を進めています。

コミュニティー支援用のマスクを手にしているビリカニのお母さんたち。今はシンプルな布地で作製していますが、カラフルな布地でコミュニティーにも広げたいとのことです。

作業場の入り口に手洗い用のバケツとせっけん水を設置しました。必ず、作業の前後、こまめに手洗いをすることが義務づけられています。お母さんたちは、「コロナ・バケツにコロナ・ソープね」と名付けています。

さまざまな絵柄の布地マスクを作製、着用して、縫製作業は5人以下の少人数、ミシンを十分に離し配置し、距離に注意して行っています。子供用のマスクは大きすぎるようで、顔のサイズに合ったマスクも今後は作っていきたいようです。