過去の参加者の感想からご紹介している、教育エコツアーの感想シリーズの2年ぶりの復活です。
今回は第23回目です。
今後の教育エコツアーの再開に向けて、ぜひ参加の検討の資料としてください!
今回ご紹介するのは、参加当時は東京在住の会社員で、現在は日本国外のアジア地域で活躍されている方です。
Q1 教育エコツアーに参加したきっかけは何ですか?
小説の『沈まぬ太陽』(山崎豊子著)を読んで、ずっとアフリカの夕陽と野生の動物を見てみたかったので参加させていただきました。
一般の旅行代理店のツアーで見るのではなく、自然に触れるなら「エコツアー」の方が良いと思って決めました。
Q2 一番心に残ったこと、響いたことは何ですか?
ケニヤの空の色が忘れられません。
青空は宇宙が透けて見えるようで、夕陽は太陽のそのままの燃える色が溶けて出て来たようでした。
Q3 教育エコツアーに参加後、あなたの中で変わったことや考えたことは何ですか?
実家の町から少し離れたところに、子どもの頃にホタルが飛んでいた小川がありました。中高生の頃に護岸工事などでホタルの住めない人工の川になるのを目のあたりにしたことなどをきっかけに、自然環境を守る仕事がしたいという志を持って北海道の大学に入りました。
紆余曲折を経て、志とは全く関係のない仕事に就いて年月が流れました。大学時代の想いは忘れかけていましたが、ツアーに参加して手つかずと思える自然を経験して、大学の頃に抱いていた気持ちを思い出しました。
東京で職場と家を往復する生活を送っていると、人間が普通に暮らしているだけでも自然に多くの負担を強いていることを忘れがちです。
ツアーに参加して日本に帰国した後には、日々暮らす中でもなるべく地球に負担をかけない生活を心がけようと改めて思うようになりました。
例えば、買い物をする時は過剰な包装のものは避ける、無駄なエネルギーは使わない、少額でも寄付をするなど、小さくてもコツコツとできることはあるのだ、と思い出しました。
そして、そのような小さな輪がさらに広がるとよいと思うようになりました。
『教育エコツアー インタビュー』サラマンドフ・ニュースレターNo.14 より改稿
*****************************************************************************
教育エコツアーについては、サラマンドフの会のメルマガ「サラマンドフ通信」でも発信しています。「サラマンドフ通信」の詳細は、サラマンドフの会【お問い合わせ】 のフォームよりお問い合わせください。