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ライブラリーに門

ビリカニ村の子どもたちのためのライブラリーでは、1年半前に、サラマンドフの会とビリカニ女性たちの会からの支援で、フェンスをつくり敷地を明確化しました。が、資金不足のため、隣接する教会の境のフェンスと門を作ることはできませんでした。

今回はサラマンドフの会の支援で、ライブラリー維持のために、それらの補強の修繕を行いました。

フェンスだけあって門がないのは困りものでした。村人がだれでも往来できてしまうため、その人たちのポイ捨てするゴミが、敷地内に散在するようになってきて、監督者と子どもたちの悩みの種となっていました。

そこで、ライブラリーを使用する子どもたちだけが敷地内に入れるように、表門と裏門を立てて、ライブラリーの敷地を囲うことにしました。そうすれば、人々は往来できず、ゴミも出なくなります。

 

表門にはプロのサインライターによる、ビリカニ・ライブラリー(BIRIKANI  LIBRARY)という表記が書かれました。なかなか、立派な感じになりました!

子どもたちもライブラリーを利用しているんだ!という実感が高まっています!

 

裏門はビリカニ村のグランドに通じています。訪問者などが来て、子どもたちが一緒にグランドに出る必要がある時以外は、常時ロックしていて、表門からのみ入れるようにしています。

ライブラリーを利用する子どもたちだけが敷地内に入れるようにすることで、コロナ感染対策にも役立っています。

コロナ感染対策のために学校閉鎖は続き、学校の再開の予定は2021年1月です。

長期の学校閉鎖の間、ますます安全にライブラリーを利用できるようになり、マスクをしていて表情がわかりにくいとはいえ、子どもたちの目と雰囲気から嬉しさは伝わってきました。

 

 

 

 

 

 

ライブラリー再開

ビリカニ・ライブラリーは、コロナ感染対策のために閉鎖していましたが、3カ月ぶりに再開することになりました。

厚生省の役人等による立ち入り検査で、再開のための機器(手洗いバケツ、せっけん、体温測定器など)、人数制限、ライブラリーの管理方法、報告書の義務等々、さまざまな細かい指導を受けて、ようやく準備完了!とても嬉しいことに、再開の許可を得ることができました。

再開のニュースにライブラリーを使いたい、と思っていた子どもたちは大喜びです。

【ビリカニのお母さんたちの作製のマスクをつけて、ライブラー再開!に喜ぶ子供たち】

再開の条件指導によって、一回にライブラリーを使える人数は、10名まで、距離を十分にとること、頻繁に掃除をすることなど、従来の方法とは異なるさまざまな条件規定があります。

利用希望者の名簿には、毎日、体温測定の記録をしていきます。少しでも体調変化があれば、自宅での待機を勧告するなど監督者の管理義務もあります。

【お母さんたちの作業場と同じように、コロナバケツ、コロナソープを設置して、こまめに手洗い】

一日10名まで利用できるように、名簿を作成し直して、希望者たちが漏れなく楽しく学べる場としていきたい、と監督者もはりきっています。

【十分な距離を取って、お母さんたち作製のマスクをつけて、ライブラリーを利用再開】

支援している地域の子どもたちの家の多くは、個人の勉強部屋がないので、いまだに続く学校閉鎖の期間中、学べる場所が全くありません。ライブラリーは開いているかな、と足を運んでは、まだか~とがっかりして帰っていく子供たちが多くいました。

そういう子どもたちが本当に嬉しそうに、マスクの上に輝く目を見せていると、支援を続けていて本当によかったと感じ入ります。

子どもたちと監督員が条件をきちんと守って、ライブラリーが楽しく有意義な学びの場として維持されるよう応援を続けていきます。

サラマンドフの会では、再開のための機器の購入や係官による検査のサポート、子どもたちの利用にあたっての衛生指導、監督官への指導など、ライブラリー再開維持のための支援を行っています。

 

マスク・プロジェクトの進展

ビリカニ女性たちの会の縫製事業の一環として進めている、マスク作製の支援プロジェクトは、サラマンドフの会の支援により順調に進んでいます。

地域の人たちのみを対象とするマスクの作製だけでは緊張感が続かないところもあります。

地域以外の人たちでも使用してもらえるレベルまで技術アップするようにチャレンジしてきました。

顔のサイズの小さい彼女にもぴったりとする感じのものも作製できるようになりました。

地域の子どもたちへの配布も進めています!

2019事業年度の支援

サラマンドフの会の2019年事業年度(第10期:2019年11月~2020年10月)のケニヤでの支援金は,前期337,380円、後期487,395円として実施中です。

これまでに引き続き、ビリカニ女性たちの会の若年層支援、地域住民の事業支援、学童の自然保護教育の支援を行っています。

皆様のおかげで支援が継続できておりますことに心より感謝致します。

コロナ騒動の影響も受けています。

例年と異なる支援としては、ビリカニ女性たちの会と地域住民への緊急支援の増額をしています。

学童への自然保護教育は、コロナ感染対策への規制後は、人数制限するなど条件付きでの実施となります。また、サラマンドフの会の設立以来、継続してきた9月実施のスピーチ・コンテストですが、中止を決定しました。

さらに、サラマンドフの会の支援で受けた卒業生たちへのフィールド体験事業は次年度に延期となりました。

イオン財団からの助成金は、学童の自然保護教育と卒業生へのフィールド体験の事業の一部への支援となっています。今後のコロナ感染と対策のための制限の状況により、イオン財団の指定する期限までに実施が可能かどうかを判断していく予定です。

コロナ騒動で制限付きの厳しい状況下での支援となっていますが、小さな支援が明るい希望を与えていると確信しています。何とか継続できていることに感謝しています。

簡単な経過報告は、本サイト等で引き続きお伝えしていく予定です!

エコツアー感想 その22

コロナ騒動の影響で、国際線の停止や観光客の受け入れがない状況の続くケニヤの現状より、今年の8月~9月の教育ツアーは、残念ながら予定なしとなりました。

コロナが早々に収束して、来年度以降、再開できるようにと願っています。

過去の参加者の感想からご紹介している、教育エコツアーの感想シリーズ。

今回は第22回目です。

来年度以降の再開に向けて、ぜひ参加の検討の資料としてください!

今回ご紹介するのは、現在は水族館で獣医をしている女性が、大学生の時に参加した時のインタビュー記事からです。

Q1:教育エコツアーに参加したきっかけは何ですか?

当時、私は獣医学専攻の大学生でした。就職活動の時期が迫り、動物園や水族館で展示動物を通して環境問題や保全活動について伝える仕事がしたいと思っていました。

「学生の今、長期のお休みがとれるうちに、アフリカの野生動物と生息地の現状を見ておきたい!」と、ネットで検索して、中村さんのツアーを発見したのです。

現地でゾウの保全につながる支援活動をされている日本人研究者が案内をしてくれて、期間中に講義が4回もあるエコツアーは、私にとっては願ってもない内容でした。思い切って参加を決めました。


Q2:一番心に残ったこと、響いたことは何ですか?

 ビリカニ女性たちの会でごちそうになったお料理のおいしさは、今も忘れられません!

私が抱いていたサバンナのイメージでは動物とヒトとは一線を画していて、ヒトが気軽に立ち入れない厳しい自然界で、動物は日々生存競争を繰り広げている…という感じでした。

しかし車両で野生動物の近くまで行って観られる国立公園は、イメージとはかなり異なっていました。観光と野生動物とが初めて結びついた気がしました。

 

Q3:教育エコツアーに参加後、あなたの中で変わったことや考えたことは何ですか?

ケニヤでみた景色は、本当に雄大で、日本とは別世界でした。今も、車窓からみた風景や赤土でどろんこになるゾウの姿を思い出すと、心が解放されます。

ツアーに参加して、ケニヤのパワーを感じ、野生動物すごい!という気持ちはさらに大きくなりました。 

またその分、現地で保全を考えていくことは地道で大変だけど、とても大切なことだと教えられました。

 

『教育エコツアー インタビュー』サラマンドフ・ニュースレターNo.8 より

 

早い6月

長く感じた4月、あっという間に5月、6月と過ぎ、今年ももう半年が終わろうとしています。世界中がコロナ騒動に巻き込まれたままで、その情報によって月日の流れの感じ方も変わっているようにも思います。

日本をはじめ、世界の多くの国々で緩和や解除が進んでいるのは明るい方向です。

ツァボ地域でも感染者がついに出てしまいましたが、もろもろの制限はあるものの、観光業以外の生活は、コロナ感染者対策が開始される以前とほぼ変わらない状況です。

ケニヤの国としての都市ロックダウンや夜間外出禁止令(戒厳令)、学校閉鎖、国際線や国際郵便の停止などは4カ月目となっていますが、早々に解除、緩和されるとよいと願うばかりです。

このような状況下で、サラマンドフの会の小さいながら確実で、前向きな活動支援の報告ができるのを嬉しく思います。

お母さんたちのマスク・プロジェクトの進展、子どもたちのライブラリーの再開などなど、ポレポレと報告していきたいと思っています。

どうぞお楽しみに!

 

 

 

マスクの作製で再開

ビリカニ女性たちの会は4月初旬から3週間ほど、コロナ騒動やイースターホリデーなどで、活動を一時休止していましたが、4月下旬より、マスクの作製でコミュニティー支援をすることから活動を再開しています。

ツァボ地域では幸い、現在のところ、コロナ感染者の報告がないままで、支援している人々は、食糧や水、生活必需品の確保、小ビジネスなど基本的な生活については、ほぼ変わりなく営んでいます。

もちろん政府からの規制はあり、夜間外出禁止や都市のロックダウンが継続しているため、長距離の移動や多人数で集まることの制限、ソーシャル・ディスタンシングを守ること、手洗いを頻繁に行うことなど、コロナ騒動が始まる以前とは異なる生活もあります。

また、日常生活でも外出時にはマスク着用の推奨、運転時には義務化などで、マスクの需要が高まっています。

ビリカニ女性たちの会では、コミュニティーのためのコロナ対策用の布マスクを縫製し始めました。サラマンドフの会でも支援しています。

日本の皆さん向けにも、ビリカニ・グッズと同じような絵柄布地で縫製したいと希望が出ています。5月現在、日本とケニヤの国際線が停止していて、運搬も郵送も、残念ながら即時には実現できない状況です。

近い将来、国際線の停止が解除となり、運搬事情が回復し次第、日本に届けられるとよいなあ、とポレポレながらお母さんたちは準備を進めています。

コミュニティー支援用のマスクを手にしているビリカニのお母さんたち。今はシンプルな布地で作製していますが、カラフルな布地でコミュニティーにも広げたいとのことです。

作業場の入り口に手洗い用のバケツとせっけん水を設置しました。必ず、作業の前後、こまめに手洗いをすることが義務づけられています。お母さんたちは、「コロナ・バケツにコロナ・ソープね」と名付けています。

さまざまな絵柄の布地マスクを作製、着用して、縫製作業は5人以下の少人数、ミシンを十分に離し配置し、距離に注意して行っています。子供用のマスクは大きすぎるようで、顔のサイズに合ったマスクも今後は作っていきたいようです。

 

ニュースレターNo.20

会員の皆様にお届けしている『サラマンドフ・ニュースレター』No.20(8ページ)は、6月初旬までにはお手元に届くよう準備中です。

2019年事業年度の前期(2019年11月~2020年4月)のサラマンドフの会の活動内容、関連記事などを掲載しています。

内容は以下のとおりです。

冒頭の言葉  

支援内容の報告

  子どもたちへの教育ツアー支援の報告

  女性たちの会からの報告

  ツァボ地域は今(その8)
  
サラマンドフと共に(連載 その7) 

教育エコツアーに参加して

サラマンドフの会よりお知らせ  

  イオン財団助成金の採択

       10周年までの歩み / 総会の報告より

       教育エコツアーこぼれ話

  その他 

どうぞお楽しみに!

※ 【サラマンドフ・ニュースレター】は、正会員および賛助会員3口以上のご支援を頂いている皆様に、活動の内容をお知らせしている会報誌です。

会員になってご支援くださると嬉しいです!

入会方法は
【サラマンドフの会のHP】
https://salamandovu.jimdofree.com/
【入会方法】
http://bit.ly/2yeW3iL

よりご案内しています。

もしくは、サラマンドフの会 salamandovu@gmail.com へお問い合わせください。

 

ブックカバー紹介

Facebook上でやっている【7日間ブックカバーチャレンジ】で、選んだ7冊の本の中に、中村千秋著【アフリカゾウから地球への伝言】(2016年 冨山房インターナショナル)を入れてくださっています。

Stay-at-Homeのこの時期にも、読んでいただきたい一冊です!

すでにお読みになっている方も、コロナ騒動下でも再読してみてください。

これからの地球の今後を考えながら読み、新たな希望を見つけるきっかけを見出してくれればよいなあと思っております。

 

 

 

4月から5月へ

あと3日で、4月も終わります。

4月は、サラマンドフの会の活動もコロナ騒動の影響を受けることになりました。

一番影響を受けているのは、子どもたちへの教育ツアーです。

コロナ対策のためにケニヤ政府による学校閉鎖となり、集団でのフィールド活動への許可が出ない状況となってしまい、現在も続いています。

3月の子どもたちの教育ツアーは、3月~4月の実施は不可能となり中止となっています。5月には可能性があれば、と少し期待したのですが、昨日になって、学校閉鎖は向こう30日との発表がありました。実施できるとしても、早くても6月かという状況となりました。

支援している子どもたちのほとんどは、学校で教科書を共有していて個人で本を持っていません。電気もない家にいるため、家での学習は難しく、学校が再開するのを心待ちしています。学校での学習に加えて、野生動物との共存を理解するためには、フィールド体験学習が重要な教育です。

ツァボ地域では、3月に外国人旅行者がロッジに宿泊してコロナ感染者だった、という以外は、幸いにも感染者の報告はまだありません。

ケニヤでは、4月6日からナイロビとモンバサの都市部でロックダウンとなっていて、また期間延長となり、まだ続いています。その効果もあるのか、感染者(26日現在でケニヤ全体で355名)は都市部での発生がほとんどです。

コロナ対策の下での教育ツアーは、ソーシャル・ディスタンシングを配慮して、すべての車では許容人数の50%までの乗車で、予定人数の半分以下ということになります。マスクも必須となります。

コロナ対策以前とは異なり対象人数を減らして対応する教育ツアーとなりますが、ひとりでも多くの子どもがフィールド体験できるところに、野生動物保護につながるフィールド教育の意義があります。

月日を置いてでも、状況が落ち着いて、実施できるように切に願っています。

【2019年の子どもたちへの教育ツアーより】