作成者別アーカイブ: eleqxmoyommoja

新事業年度(第12期)開始

11月1日より、NPO法人サラマンドフの会の新事業年度(第12期=12年目:2021年事業年度=2021年11月~2022年10月)に入りました。

支援地域でも日本でも、コロナ感染拡大の状況は落ち着いているように見えるとはいえ、パンデミックのリスクはまだあります。このようなコロナ時代ともいえる中、皆さんの小さいけれど確実な支援のおかげで、「リモート事業」の成功となり、支援事業を続けることができております。

継続支援、そして長期に及ぶご支援してくださっている皆様に心から感謝致します。また、活動に関心を持って、新規に支援してくださる方々も大いに歓迎致します!

超自転車操業的にポレポレとマイペースでやっておりますが、本事業年度も野生のアフリカゾウの歩みのごとく、大地に足をつけて踏みしめながら活動を続けてまいります。

新事業年度も何卒よろしくお願い致します!

卒業生への支援キャンプ事業

サラマンドフの会では支援対象の小学生(ワイルドライフ・クラブ)がツァボ国立公園でフィールド体験をする、教育エコツアーを10年以上支援してきています。その卒業生たちが成人となっていくのを受けて、2018年から実施している事業に、ツァボ国立公園での卒業生への支援キャンピング事業があります。

新事業の報告:卒業生への支援事業  2018-10-11

卒業生への支援事業2019  2019-11-04

昨年度は企画していながら実施を見送りましたが、今年は初の「リモート事業」として10月に実施しました。今回は3回目の実施となりました。

厚生省の係官たちと、コロナ感染拡大防止の対策について、数回におよぶ綿密な打ち合わせを行い、事前のPCR検査の実施と陰性の証明など、調整に大変手こずりましたが、複数の条件に同意をして、実施が可能となりました。

卒業生の参加者は過去2回(2018年18名、2019年17名)よりも縮小した人数で、8名としました。従来の3村(カンビト、ビリカニ、バチュマ)にブグタ村を加え、合計4村より男女2名ずつが参加しました。

オンライン講義(Zoom)
過去2回はオリンド博士がツァボ国立公園まで出張して講義と同行をして指導していました。が、今年は初のオンラインでの講義にしました。オリンド博士の講義の後、参加者全員との間で質疑応答を行いました。参加者人数が少ない故に実施できたことですが、それぞれに内容のある質問がなされていました。

【オリンド博士(写真下)のZoom講義の後に、参加者のリーダー(写真左上)からの質疑に応答しています】

フィールドとキャンプの体験学習

24時間以上の観察時間でキャンプ体験をすることにより、自分たちの地域の原生自然の素晴らしさを改めて実感した、とのことです。ゾウやインパラ、グラントガゼル、キリン、バッファローなど、小学生時代に観察した野生動物も、より長い時間をかけて、さまざまな行動を観察できました。

【2頭のゲレヌク】

【テントを張る参加者たち。コロナ感染拡大の防止対策のため、従来のように大型多人数用の集団型のテントではなく、ひとりひとつのテント使用となりました】

【参加者8名にガイドが説明。小学校時代よりもずっと深く聞き入ることができました。写真の右上にゾウが見えています】

参加者全員が、生活や仕事の中で、今回の経験を生かしていきたい、と指導者としての期待される将来の想いを熱く語り合っていました。

第3回目の卒業生へのキャンプ事業は、初の「リモート事業」となりましたが、大成功にて終了しました。

キャンプ事業においても「リモート事業」が、小学生対象の教育ツアーと同様に、実施できるようになりました。来年以降にパンデミックが続くとしても、調整しつつ継続できることが明らかになり、地域住民からも喜びの声が上がっていました。

 

ニュースレターNo.23

会員の皆様にお届けしている『サラマンドフ・ニュースレター』No.23(8ページ)は、11月上旬までにお手元に届くよう準備中です。

2020年事業年度(2020年11月~2021年10月)の6月から10月までのサラマンドフの会の活動の報告を中心とする内容となっております! 

今年度より開始して成功している「リモート事業」の教育ツアー、そして「リモート事業」としては初めての実施となったキャンプ事業の詳細も報告します。

内容は以下のとおりです。

冒頭の言葉  

支援内容の報告

  子どもたちへの教育ツアー支援 (2つのワイルドライフ・クラブ)

  キャンプ事業

  女性たちの会の報告                                                                                                  
  
サラマンドフと共に(連載 その10) 

ツァボ地域は今(その11)

サラマンドフの会よりお知らせ  

その他

どうぞお楽しみに!

※ 【サラマンドフ・ニュースレター】は、正会員および賛助会員3口以上のご支援を頂いている皆様に、活動の内容をお知らせしている会報誌です。

会員になってご支援くださると嬉しいです!

入会方法は
【サラマンドフの会のHP】
https://salamandovu.jimdofree.com/
【入会方法】
http://bit.ly/2yeW3iL

よりご案内しています。

もしくは、サラマンドフの会 salamandovu@gmail.com へお問い合わせください。

子どもたちへの支援【2020事業年度(第11期)後期】

子供たちの教育ツアーを、5月に引き続き、現地スタッフが中心となってリモート事業として実施し無事終了しました。前回同様、指導調整は遠隔地からのリモートによるもので、実施は現地スタッフのみで行う方法です。

幸いなことに、現地でのコロナ感染の拡大はないままで、支援対象者の中からも感染者は全く出ていず、安心して事業を実施できる状況が続いています。ただ事業の実施には前回までと同様に厚生省からの指導により感染症対策のためのマスク着用、参加人数の制限や教育エコツアーへの係官の同行などが必要条件となりました。

ビリカニ・ワイルドライフ・クラブ(10名)とカンビト・ワイルドライフ・クラブ(23名)で行いました。どちらのグループもビリカニ女性たちの会が作製した手作りのマスクをしての参加となりました。

ビリカニ・ワイルドライフ・クラブ

昨年度に次いで10名の参加者を選択することになり、昨年度と同様にライブラリーへの出席率がよい生徒が優先的に選ばれました。ライブラリーが大好きで好奇心が旺盛な子どもたちは、教育ツアーでも熱心に観察し、観察マナーもよく、ガイドからの説明に耳を傾けていた、ということで、ガイドと厚生省の係官からの評価も上々でした。

ゾウやバッファローの群れの観察をして動物の行動を学べるのは楽しく有意義でしたが、終了間際に、ゾウをハンティングしそうなライオンを観察できた時には、このライオンが自分たちの村を襲ってくるかもしれない、ということはすっかり忘れて、ライオンの行動観察に時間を忘れてしまうほどでした。

ラッキーなことに昨年も今年も10名の中に選ばれて2回とも参加できた子供たちもいて、昨年度の様子と比較して、外国からの観光客がたくさんだったと、教育ツアーの後に提出された作文に記している子供もいました。

昨年グループが国立公園の教育ツアーを実施した時にはコロナ感染拡大の規制のためケニヤでは外国とのフライトをすべて停止するなどロックダウンが厳しい状況にあったため、外国人観光客は全くいませんでした。まだまだパンデミック以前ほどには戻っていないとはいえ、徐々に観光客が戻ってきているのはケニヤにとっても望ましいことなのだ、とガイドからの説明に納得できたと感想を記していました。

 

【バッファローの400頭くらいの群れを観察】

【グランツガゼルの親子】

 

【ガイドの説明を聞き入る。アシスタントが補助している】

【ビリカニ女性たちの会の作製のマスクを着用して参加した】

 

カンビト・ワイルドライフ・クラブ

昨年度はカンビトの子どもたちには、コロナ感染拡大の影響で実施することができなかったので、2年ぶりに待ちに待った教育エコツアーとなりました。コロナ以前には40名以上の参加者でしたが、今回は感染症対策のため、バス2台で23名までとの制限がありました。

キリン、シマウマ、ゲレヌク、イボイノシシ、ゾウなどの野生動物を観察しました。初めて教育ツアーに参加した子供たちはキリンの食べるところを初めて観ましたが、ガイドからの絶滅危惧種となっているという説明に、将来は野生動物を保護する仕事に就いて救っていきたい、という思いに駆られたようです。

ゾウが草を蹴り上げてむしり取り食べる行動やメスゾウの子どもに対する行動の観察もでき、村に出没するゾウたちに対する目も変わったようです。

川が干上がっているのを不思議に思った子供たちからの質問に、ガイドからは地域の森林や林の伐採がひとつの原因である説明を受け、子供たちは原生林を切らないようにすることが大切なのだと学びました。

コロナ以前の参加者人数に制限がかかったのは残念でしたが、以前の参加者人数の半数強だからこそ学べることもあったようです。教育ツアーで学んだ体験から、将来は野生動物を守る仕事に就きたいと課題の作文で記している子どもが数多くみられました。

【ゾウたちの群れと行動をあちらこちらで観察】

【ウォーターバックの群れ】

【ガイドによる説明に耳を傾けて学ぶ子どもたち】

【着用のマスクはビリカニ女性たちの会の作製によるもの】

2020年事業年度の支援:第2回目の送金

サラマンドフの会の2020年事業年度(第11期:2020年11月~2021年10月)の第2回目の支援金として、810,000円を送りました。これまでに引き続き、ビリカニ女性たちの会の若年層支援、地域住民の事業支援、学童の自然保護教育の支援を行っています。

皆様のおかげで支援が継続できておりますことに心より感謝致します。

本ブログでもお知らせしておりますように、本年度からはリモート事業による支援で新たな継続ができております。

子どもたちへの教育ツアーについては8月中旬までに無事終了しました。昨年度実施ができなかった卒業生へのフィールド体験の事業は、事業年度内に実施の方向で準備を進めています。女性たちの会への支援も順調です。

ケニヤの国からの感染拡大防止のための制限を受けながらも、幸いなことに、支援地域ではコロナ感染拡大による事業実施への直接の影響は受けることなく、サラマンドフの会のモットーである小さいながら確実な支援を続けることができています。

学童の自然保護教育と卒業生へのフィールド体験の事業の一部の支援金は、イオン財団からの助成金によります。昨年度はほとんどの事業で実施が不可能となりイオン財団への返金となりましたが、今年度は今までのところほぼ事業計画内容どおりに消化しています。

実施した事業の報告はポレポレながら後日アップしますので、どうぞお楽しみに!

 

野生のアジアゾウの放浪についてコメント

2020年3月から始まった中国・雲南省の野生のアジアゾウの放浪についてコメントしました。野生のアフリカゾウと共通するところもあるので、その視点からのコメントです。

【中国・雲南省で今なお続くゾウの放浪、動物を尊重する政治的な思惑】

https://bit.ly/3rqAXIQ

Diamond Online 2021年7月23日記事 国際・中国 China Report 中国は今



マスク・プロジェクト第3弾

コミュニティーや子供たちへのマスクを作り、コロナ感染予防の対策に力を注いでいるビリカニ女性たちの会が、第3弾のマスク・プロジェクトをサラマンドフの会の支援で進行中です!

ビリカニ村の子どもたちや家族へのマスクばかりでなく、サラマンドフの会の支援の他村の子どもたちのためにも作成することにしました。

8月までにワイルドライフ・クラブの小学生を対象とする教育ツアーを、前回までと同様にマスク着用などコロナ感染拡大防止の対策の制限の下、実施を予定しています。

参加する子供たちはもちろんのこと、参加人数制限のために参加できない子どもたちへも、お母さんたち作製のマスクを配布する予定です。

子どもたちも家族も今からとても楽しみにしています!

 

子どもたちへの支援の新しい試行:5月【2020事業年度(第11期)】

コロナの収束が不確かな中、子供たちの教育ツアーを現地スタッフが中心となって実施する、「リモート事業」として新しく試みました。指導調整は遠隔地からのリモートによるもので、実施は現地スタッフのみで行う方法です。

対象はミアセニ小学校のワイルドライフ・クラブで、コロナのために昨年3月、今年2月と予定されていましたが、2年続けて延期となっているグループです。

支援地域の通信事情は完璧でなく、ネットワークのダウン、停電等のため連絡には辛抱強い対応が必要でした。教育ツアーに経験のあるスタッフが中心になって、ワイルドライフ・クラブの顧問の先生たちと調整し、参加者への作文の課題は従来通りの提出期限とするなど、綿密に打ち合わせを繰り返して、当日を迎えました。

教育ツアーの写真撮影は地元のカメラマンが同乗しましたが、野生動物や教育ツアーの撮影については未経験者でしたので、とりあえずの報告用の写真撮影となりました。

マスクの装着と人数制限が条件で、大型バス2台を使って子供たちは23名まで参加可能となりました。コロナ感染予防対策の徹底と監督のための厚生省の係官も指導員として同行しました。

残念ながら双眼鏡のシェアについては、感染予防の徹底が難しいため使用を断念せざるを得ませんでした。

 

概ねよい天気に恵まれた上、期待以上に野生動物を観察でき、初めて教育ツアーに参加した子供たちは、ライオンやヒョウが村の家畜を襲うのとは大きく異なる姿を観察できました。

ゾウを恐る恐る観察していましたが、襲ってくることはないことを知ったり、インパラ、シマウマ、キリンなどもじっくりと観察することができ、参加者は多くを学んでいました。

子供たちの作文には、家族と一緒に国立公園を訪問したい、将来は国立公園のワーデンになりたい、などの夢もつづられていました。

【立ち寄ったキャンプ場にて現れたゾウを観察する参加者たち】

【参加者全員で記念撮影】

今回の新しい方式での教育ツアーの成功は、サラマンドフの会の11年に及ぶ支援によって地域住民との間にできた信頼関係によって導かれたものです。

現地スタッフと地域住民が中心となって自立的に実施する「リモート事業」は、今後も継続していきます。

 

無事終了

ビリカニ女性たちの会のヤング・ママが洋裁士の国家試験3級は、再々度延期で5月末となっていましたが、ようやく実施となり、無事終了しました!

待ちに待った試験でしたので、受験者は無事終了して一安心です。

コロナ感染拡大防止のための規制が続き、延期に延期となることはあっても、資格試験の受験はできるのだ、と後に続きチャレンジするヤング・ママたちにもよい刺激となりました。

 

メンテナンス支援

女性たちの会の作業場もライブラリーも老朽化してきており、こまめな修繕のメンテナンスへの支援が必要となってきているのは、本ブログでもお知らせしてきたとおりです。

作業場を囲っている門とフェンスが古くなってきたため、セキュリティーの問題が発生し、修繕をして補強しました。

ライブラリーでは、フェンスと門がしっかりした分、囲まれたライブラリーの敷地内で雨季が終わるころには、植物が伸び放題となってしまいました。

子供たちが植物を学ぶ素材とはなるのですが、門からライブラリーを使用するための道もふさがれる、伸びきったイネ科の草や植物の合間に蛇やサソリなどが常住して、子供たちへリスクが生じる、そして最も問題となったのは、コミュニティーからライブラリーのみが植物が繁茂しすぎているとクレームが出始めたことでした。

そこで、コミュニティーがライブラリーを支持しなくなってしまうのではないか、とライブラリーの卒業生たちが心配をして相談に来ました。その結果、敷地内の草刈りなどのクリーニングをすることにして、雨季に備えることができました。

今後もメンテナンスを定期的に行っていく必要があります。

そのための支援も継続していく予定です。

皆様からのご支援もよろしくお願いいたします。

植物が繁茂してしまい、ライブラリーを覆ってしまった。

子供たちの出入りも難しいほどになった。